*この情報は学内向けです
2022年11月2日から11日にかけて、愛知大学名古屋キャンパスでは「総合演習」の履修者を募集しています。総合演習は他の授業と比べて極端に知名度が低いので、どんな授業なのか、どんなことができるのかを紹介します。
どんな学部でも履修できるゼミ
総合演習は「演習」という名前がついていることからもわかるように演習科目、すなわちゼミ科目です。履修者規模は最大でも数十名程度で、少人数で授業が運営されています。また、教員の話を聞くだけの講義科目とは異なり、学生がプレゼンテーションやディスカッションを実施するなど、基本的には学生主体の授業運営が行われます。
基礎演習や専門演習も同様の演習(ゼミ)科目ですが、これらのゼミは学部の専門教育を担当する教員が開講しています。そのため、自分の所属学部とは異なる学部のゼミを履修することはできません。しかし、総合演習は共通教育科目を担当する教員が開講しているので、自分の所属学部に関係なく自由にゼミを選択することができます。
多彩なテーマが最大の魅力
総合演習は共通教育科目担当教員が開講しているので、扱うテーマも多種多様です。以下に、2023年度開講予定の8つのゼミのテーマと担当教員名を挙げておきます。
- 自然科学と社会(松井 吉光)
- 愛知大学沸騰教室(山下 和也)
- 化学実験とフィールドワーク(西本 寛)
- 「科学を日常に」 科学工作や実験を行って日常的な科学や技術に関する関心を高める(池森 均)
- 美術作品に親しむ -美術入門・批評を読んで美術鑑賞の方法を学ぶ-(島田 了)
- 自然科学の研究をしよう(古川 邦之)
- 社会を「分析」してみよう(横井 桃子)
- 自分でみつける「すごい石」(西本 昌司)
テーマをみるとわかりますが、科学、哲学、美術、社会学など、学部の枠にとらわれず、自分の興味関心に応じたゼミを選択することができますテーマの詳細や具体的な情報はここに記載できないので、各自でLiveCampusの学内連絡に掲載されている情報を参照してください。
西本ゼミで化学実験やフィールドワークしよう!
うちのゼミ(西本 寛ゼミ)では「化学実験とフィールドワーク」をテーマとしていますが、具体的な活動内容は学生の興味関心に基づいて決定します。たとえば、天体に興味があるのであれば天体観測を行ないますし、生物に関心があれば地域の生物調査を実施することもあります。
参考までに、今学期の学生が取り組んでいるテーマの例を挙げておきます。
- COD測定による中川運河の水質調査(経済学部3年)
- 中川運河の生態系調査(国コミュ2年)
- 変光星の観測と距離測定(経営学部3年)
- タデアイの栽培とインジゴの合成(経済学部4年)
- 霜柱の形成条件の検討(経営学部3年)
- 魚類の透明骨格標本の作成(法学部3年)
また、通常のゼミ活動に加えて、学園祭で子ども向けの科学体験イベントを開催したり、学内での天体観測イベントを催すこともあります。
その他、ゼミの活動内容についてはこのブログでも紹介していますので、化学実験や天体観測、生態系調査、学園祭などのキーワードで検索してみてください。
11月11日(金)までに申し込もう!
総合演習を履修してみたいという学生は、LiveCampusの学内連絡に掲示された総合演習の募集要項を読み、どのゼミを履修するか決めましょう。申込先が決まったら、LiveCampusの学内アンケート「2023年度 総合演習申込み」から応募してください。期限は11月11日の17時までです。その後、ゼミごとに選考が行われます。選考方法はゼミにより様々です。面接をするゼミもあれば、レポート提出を課すゼミもあります。各ゼミの選考方法は、LiveCampusの学内連絡で確認してください。
ちなみに、西本 寛ゼミでは「ゼミでやってみたいこと」を記載したメールを送ってもらい、その内容をもとに選考します。
たくさんの応募をお待ちしております。